どうも。ひま子です・
『ゆるキャン△』は、アウトドアブームに火をつけたキャンプアニメとして大人気になりました。
そんな『ゆるキャン△』もアニメ3期まで終了。
本来なら落ち着くはずのタイミングで未だにファンが絶えない『ゆるキャン△』を見て、「なんでそんなに人気なの?」と思う方も多いようです。
「見ればわかる」と言いたいところですが、ブロガーらしく記事にしたためましょう。
『ゆるキャン△』がキャンプ初心者からベテランまで、幅広い層に愛された理由を10個に分けて解説します。
キャンプのハードルを下げ、概念を広げた
『ゆるキャン△』は、キャンプを本格的なアウトドアアクティビティとして描くのではなく、景色を眺めるだけ、カップラーメンを食べるだけでも楽しめるというスタンスを取っています。
そんな気軽さが多くの視聴者に「自分でもできるかも」と感じさせ、キャンプを身近なものに感じさせることに成功しました。
釣りや登山とは違い、キャンプが触れやすいアウトドアと知った層は『ゆるキャン△』からは離れず、新たな趣味として見届けています。
ソロキャンとグルキャンの両方の楽しさを伝えた
ソロキャンと仲間たちとのグルキャン、両方の楽しさが描かれています。
それぞれのキャンプスタイルの魅力を丁寧に紹介し、ソロ派もグループ派も楽しめる幅広い内容がさまざまな視聴者層から支持を集めました。
特に「キャンプは複数人で行くもの」「ワイワイ楽しむもの」という概念を壊しソロキャンの魅力を伝えたことで、新たなジャンルのファンを獲得しています。
キャンプと共に成長するキャラクターたちの物語
『ゆるキャン△』は単なるキャンプアニメではなく、キャラクターたちの成長物語でもあります。
特にキャンプ初心者である各務原なでしこ。
なでしこの成長ストーリーに多くの視聴者が共感し感情移入することで、「自分もキャンプを始めてみよう」と感じる人が増えました。
彼女の技術が洗練されていく姿は、まさにキャンプデビューへの扉を開くものとなっているのです。
→ ゆるキャン△は成長物語!各キャラクターの成長をまとめてみた
モデル地を明確にし、聖地巡礼を掻き立てた
『ゆるキャン△』では山梨県や静岡県を中心とした実際の場所が舞台となっています。
モデルとなる場所は名指しで登場するため、アニメファンやキャンプ愛好者の「聖地巡礼」を促進しました。
作中に名前が登場するからこそ親しみやすく、聖地巡礼への意欲が増すのです。
景色や施設は丁寧に描かれ、現地に行けば『ゆるキャン△』の世界に入り込んだような感覚になります。
その感覚が楽しくて、次の聖地が登場するのを楽しみにまた『ゆるキャン△』を見てしまうのです。
→ 【ゆるキャン△第1話】浩庵キャンプ場で聖地巡礼とキャンプ両方してみた
キャンプ料理の描写がとにかくおいしそう
『ゆるキャン△』で描かれるキャンプ料理は、どれも非常においしそうに見えるのが特徴です。
クオリティが高いというよりも、見るだけでお腹が空く系。飯テロ。
これは料理のイラストだけでなく、キャラクターの反応を使って上手に表現していると思います。
また、野外でご飯を食べる特別感を描くのが抜群にうまい。
たとえそれがカップラーメンだとしても、「キャンプで食べてみたい!」と思わせる力を持っています。
アウトドア料理のシーンは、キャンプの楽しさを視覚的に伝えるために重要な要素。
それが詰まっているのが『ゆるキャン△』です。
→ 【ゆるキャン△】アニメに登場したキャンプ飯”全60種”をまとめて紹介
学校生活がほとんど描かれない
『ゆるキャン△』は女子高生がキャンプを楽しむ作品ですが、学校生活や教室の描写はほとんどありません。
作品の舞台はあくまでアウトドアに焦点を当てています。
これにより、若者だけでなく幅広い年齢層、特に大人にも共感を呼び込むことに成功しました。
また、『ゆるキャン△』が漫画・アニメを見ないベテランキャンパーからも愛される理由は、学園モノではなく、あくまでアウトドア作品として見れるから。
他のアウトドア作品と比べても圧倒的に学校生活の描写少ないのは、大きな勝因の一つです。
生徒たちのキャンプに欠かせない大人の役割
生徒たちだけでは味わえない「大人のキャンプの醍醐味」。それはお酒です。
キャンプ=お酒と捉えている人たちにとっては、JKたちの健康的なアウトドア飯では物足りません。
しかし、『ゆるキャン△』にはアルコールにおいてはあまりにも頼もしい顧問のグビ姉(鳥羽先生)がいます。
実はグビ姉の飲酒シーンは非常に需要があり、大人層から圧倒的な支持を得ているのです。
また、グビ姉はちゃっかりアウトドア飯に合うお酒を紹介しています。
ギア・アウトドア飯・聖地以外に、お酒の情報すら流しているんです。
アウトドア情報に関して『ゆるキャン△』は本当に抜け目が有りません。
東山奈央さんが志摩リンを完璧なソロキャン少女に
ここからはアニメでさらに伸びた理由に触れていきます。
志摩リンのソロキャンは成人男性の一人旅のような、落ち着いた旅路。
あそこまで一匹狼のJKなんてまぁ現実ではいないでしょうし、それでいて行動が男性チックすぎてなかなか少女の概念で存在するには難しいキャラ。
しかし、東山奈央さんの美少女らしい声と演技によって、ちゃんとソロキャン少女として昇華されました。
特に志摩リンは脳内でのセリフが多いので、少女らしさを出すのは難しいはず。
それでも志摩リンという黄金比を作り上げた東山奈央さん。
彼女こそ『ゆるキャン△』に多大なる影響を与えたと思います。
心地よいBGMと映像の融合
アニメ『ゆるキャン△』のもう一つの大きな魅力は、音楽と風景描写の絶妙なバランスです。
自然の美しい景色と、のんびりとしたキャンプの時間を盛り上げる音楽が視覚と聴覚の両方で視聴者をリラックスさせてくれます。
のんびりだけでなく、思わず旅に出たくなるような高揚感のあるBGMも大きな特徴。
癒し系日常アニメとしての完成度
『ゆるキャン△』は、キャンプをしない人でも楽しめる日常アニメとしても完成度が非常に高いです。
『ゆるキャン△』の感想としてよく聞かれるのが「癒し」。
作中全体に漂う癒しの雰囲気は、やはり現実社会の描写が少ないからだと思います。
最も身近な非日常であるキャンプは、見るだけで癒される不思議なアクティビティ。
「見るだけで癒されるなら実際にやってみたい」
緩やかにそう思わせるのが『ゆるキャン△』です。
その他、全キャラに魅力が詰まっている等さまざまな理由がありますが、とにかく見てもらえば人気の理由はわかると思います。
まだ見ていない人は1話だけでもぜひ見てください。
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