どうも。ひま子です。
先日、こんなニュースを目にしました。
「オタクの聖地からオタクが消えるわけなくて草」
そう思いながら確認のつもりで秋葉原に足を運んだところ、ガチでした。
秋葉原からオタクの姿は消え、存在するのはコンカフェ嬢と外国人観光客だけ。
というわけで、秋葉原の現状を詳しく報告しつつ、秋葉原からなぜオタクが消えてしまったのか考察したいと思います。
秋葉原の”オタク離れ”の理由
だと私は考えます。
上記の考察を納得してもらうには、秋葉原の現状報告が必要でしょう。
先ほどまで秋葉原に…というよりもこの記事は現地秋葉原で執筆中。
新鮮な秋葉原の空気を浴びつつ報告させていただきます。
【現状1】秋葉原はオタクを待っている
こちらは秋葉原駅の看板。
『ウマ娘』『ブルーアーカイブ』『原神』と、若い男性から圧倒的な支持を得ているソシャゲの広告が並びます。
こちらはアトレのラッピング。今回は『五等分の花嫁』。
このように、秋葉原に掲載されているオタク向けの広告を挙げていったらキリがありません。
それほど秋葉原には二次元が溢れ返っています。
オタクが秋葉原からいなくなっただけで、秋葉原がオタク待ちなのは今も変わっていません。
【現状2】路上はコンカフェ嬢と外国人しかしない
さて、秋葉原にいる人種についてですが、なかなかオタクを見つけることができません。
目に入ってくるのはネオン街よろしく、真っ昼間からずらっと並ぶコンカフェ嬢と外国人観光客。
そして聴こえてくるのは聞き慣れない外国語とコンカフェ嬢の猫なで声。
オタクの聖地は完全に侵略されていました。
コンカフェ嬢とコンカフェ嬢の間に座る外国人。この光景はもはや秋葉原の名物となっています。
ここは日本か?
夜はコンカフェ嬢の客引きがより活性化
日が落ちるとそこはもはやコンカフェ嬢の街。
同じお店なのかライバル店なのかわかりませんが、路上の隅の客引きが大いに活性化していました。
特にコンカフェ嬢が多いと感じたのはパチンコ店の前。
メンタルズタボロでパチンコ店から出てくる敗者に癒しを具現化したようなお姉さんが声をかけるなんて、なかなかうまい商売だと思いました。
深夜はコンカフェ嬢しかいない
夜10時半すぎ。
閑散とした秋葉原にもコンカフェ嬢は立っています。
この時間の彼女たちに華やかさはありません。
スマホをいじる無言の女子が等間隔に立ち並ぶ様子は、本場さながらの生々しい雰囲気を感じました。
オタクが秋葉原から消えたことについて考察
改めて、それぞれについて粒立てて解説していきます。
秋葉原に行かなくても何でも揃えられる
秋葉原が賑わった時代と令和では状況が大きく異なります。
ネットで何でも揃えることができる現代。
もともと出不精のオタクなら家から出なくて済むネットを選ぶのは必然でしょう。
とらのあなですら秋葉原から身を引いたくらい。
秋葉原でオタク向けのビジネスが成り立たなくなってきた、ということでしょう。
メロブはまだまだオタクの大行列だけどね。
もう昔の秋葉原じゃない
秋葉原の”オタクの聖地感”を感じたくて通っていたオタクが今の秋葉原を見たらどうでしょう。
「もう昔の秋葉原じゃない」と感じるはず。
コンカフェ嬢と外国人観光客だらけの現状は、ひねくれた懐古厨が特に多いオタク界隈にはかなり厳しい状況でしょうか。
単純にアキバ全盛期を知っているオタクの高齢化
秋葉原の全盛期は2000年代前半。20年も前のことです。
当時20歳だとしても40歳。
ベテランが引退していくのは世の常です。
全盛期を知る当時のオタクたちも秋葉原はもちろん、オタク自体を引退していったのでしょう。
本当に離れているのはアニメオタクではなく、電気系オタク
現在の秋葉原にもアニメオタクは確実に存在しています。
本当に離れて行ったのは電気系のオタクだと思います。
秋葉原に賑わい始めたのは1990年代。電気街からでした。
当時は「電脳の街」と呼ばれ、マニアックなパソコン系の専門店が多く存在し、そこにオタクたちが集ったそうです。
そんな当時を盛り上げた専門店が閉店するニュースは、その時代を知らない私の耳にも入ってきます。
上記でも触れた通りネットで何でも買えることに加えて、秋葉原のあのドでかいヨドバシカメラの台頭で、専門店の需要が少なくなってしまったそうです。
そんな流れで秋葉原から「電脳の街」が消え、そこに足を運んでいたオタクたちも姿を消した。
そう、本当の意味で離れていったのはアニメオタクではなく、電気系のオタクです。
オタクが臭すぎる
度々話題になるオタクのにおい。
私も、とある店内で生物兵器レベルに臭い人類と出会ったことがあります。
「昔はもっと臭かった」なんて言う古のオタクがいますが、エアリズムを筆頭とした防臭速乾性のインナーがこれだけ溢れ返っている現代で育った若いオタクたちは、そのにおいに耐性がありません。
そもそもどうやってそこまで臭くなるのかわかりませんが、そのにおいが若年層のオタクを秋葉原から遠ざけている可能性もあると思います。
風呂入れ。洗濯しろ。
【古き良き時代】昔の秋葉原を振り返る
ここまで現代の秋葉原を紹介してきたので、最後に古き良き時代のアキバを振り返ってみましょう。
メイド同士の抗争が絶えなかった
引用:アニメ『アキバ冥途戦争』 #5「赤に沈む!三十六歳生誕祭!」
まず、当時の秋葉原ではメイド同士の抗争が絶えませんでした。
血で血を洗い、店の利益向上や存続のためには手段を選ばない、金と暴力が支配する時代。
今現在はメイドからコンカフェ嬢へと姿を変えていますが、他店舗の嬢たちが仲良く隣同士で客引きできているのは、命をかけて戦った当時のメイドたちがいるからです。
アニメ『アキバ冥途戦争』の配信情報
→ dアニメストアで配信中! → ABEMAプレミアムで配信中! → U-NEXTで配信中!制服姿のJKは問答無用で撮影
引用:アニメ『らき☆すた』 第16話「リング」
現代よりもずいぶん行動派だった当時のオタク。
秋葉原に制服姿のかわいいJKがいれば、ここぞとばかりに撮影していたんです。
許可なんて取りません。
撮りたいから撮る。それだけです。
引用:アニメ『らき☆すた』 第16話「リング」
嫌がられても関係ありません。問答無用で撮影続行です。
むしろ、恥ずかしそうな顔や嫌がる顔が見れたら絶好のシャッターチャンス。それが当時のオタクでした。
アニメ『らき☆すた』の配信情報
→ dアニメストアで配信中! → ABEMAプレミアムで配信中! → U-NEXTで配信中!秋葉原はオタクの聖地
なんだかんだ言ってもやっぱり秋葉原はオタクの聖地です。
これからも時代によっていろいろな秋葉原を見ることになると思いますが、ぜひその変化も楽しみたいと思います。
一回くらいはコンカフェ行ってみたいな。
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